スポーツの未来づくりセミナーを通して得た学びや繋がりを発表!
2024年2月17日(土)浜松市市民協働センターにて「スポーツの未来づくりセミナー」(まぜこぜスポーツまるシェから繋がる広がる共創と共生の街づくり)の第10回講座/最終回が開催されました。
本講座では、障がいや特性にかかわらず、全てのひとがスポーツをする権利や選択肢を当たり前に手にし、スポーツの楽しさを享受することを共有し、スポーツを通じて相互理解を深めて共生していく未来を目指しています。
第10回講座テーマ
「スポーツの未来づくりセミナーを通して得た学びや気づき、繋がりについて」
(テーマ)
A 本事業に参加しての感想や学び
B 今後の自分の活動にどう生かしていきたいか
C 今後、この連携のなかで一緒に取り組んでみたいこと
- 誰もが笑顔で過ごすことができるスポーツコンテンツが出来上がったと思う。既存のスポーツイベントは健常者を想定しているものが多く、障がい者が参加しにくいものが多々あるため、参加機会の均等に取り組んでいきたい。
- 多角的な視点から物事を見る大切さに気付かされた。
- 場づくりの継続の重要性を感じる。まぜこぜの生涯学習の場を創るためにも、障がいの有る人の活動の場を広げるためにも、私たちの経験値をさらに積み重ねるためにも継続が重要だ。
- 鋼のルールではなく、弾力のあるゴムのようなものを作ればよいことを学んだ
- インクルーシブは「投げる」のではなく「一緒に創ること」。相互理解を深めていきたい。
- 「できない」にフォーカスするのではなく、この人は何ができるか、どうしたら楽しく関われるようになるのか、「できること」にフォーカスして考えるように意識が変わった。
- これまで健常者と話す機会は多くなかった。企画運営する側に参加するのも初めてだったが、地域や社会を良くしようと行動する仲間と出会い、自分も何か貢献していきたいという気持ちになった。
- これほど多様な人と活動を共にする経験がなかったが、自分も心が和らぎ、気さくに話し合える楽しい場だった。障がい・健常、関係なくみんなが丸であるという「まるシェ(まるをシェアする)」考え方は、今後の自分の活動や在り方にも生かしていきたい。
【今後の取組の方向性について】
本年度は浜松アリーナを使用した大規模なイベントとして実践の場を設けたが、最終目標である「生涯学習としてスポーツに取り組める場を地域に数多く創る」ためには、個人単位で場づくりに取り組めるためのノウハウが必要となる。
次年度は地域の協働センターなどを用いた活動機会の企画運営も含んでいきたい。そのためには地域の現状やニーズ調査も必要であり、それらの経験を受講者に展開し、ノウハウとして蓄積していくことを考えている。
受講者は引き続き、障がいの有無に関係なく募るが、障がい当事者の参画は本年度以上に増やしたいと考えている。